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先日、労働法務がご専門の淺野高宏先生(北海学園大学/ユナイテッド・コモンズ法律事務所)の労働調査会主催セミナーを受講しました。

テーマは働き方改革総点検と高市内閣の労働時間法制改正。
昨年の弊社主催オンラインセミナーにて、代表本間も取り扱ったテーマであり、参加者の皆様の関心も非常に高いと感じたテーマでした。

ボリュームたっぷりの1日開催で、「長丁場かな」と思っていたのですが、淺野先生のお話はテンポよく、会場には時折笑いも起きるほど和やかな雰囲気。
あっという間の1日でした。


<ポールスター札幌で開催されました。>


<配布資料>


2027年以降の法改正に向けて、今すべきことは「点検」

労働時間に関する法改正の議論は、2026年夏から年末にかけて労働政策審議会で本格化する見通しです。

ただ、淺野先生が強調されていたのは「新しい制度が入れば解決」ではないということ。
新しい制度を正しく運用するためにも、現在ある制度が正しく理解・運用されているかが大前提だというメッセージが印象的でした。

特に、多くの職場に潜在しているとして挙げられた5つの問題がこちらです。

  1. 管理監督者の誤適用
    「管理職だから残業代は不要」という運用
  2. 労働時間の未把握・過少申告
    「残業申請がなければ残業代は不要」という運用
  3. 過半数代表者の不適切な選出
    立候補者がいないからと会社が一方的に指名するケース
  4. 定額残業代の要件不備
    固定残業代制度の設計・運用が法的要件を満たしていないケース
  5. 裁量労働の形骸化
    制度の趣旨と実態がかけ離れた運用になっているケース

感じたこと——正しく伝え、一緒に最善を探す

これらの5つの問題、実は日頃から顧問先様よりご相談をいただくことが非常に多いテーマです。

リスクや正しい運用をきちんとお伝えした上で、
それぞれの会社の実態や働き方に合わせた最善策を一緒に探していく。
制度を整えるにはどうしても時間がかかりますが、
法令を踏まえながら、実態に即した形で着実に運用と制度を整えるお手伝いをさせていただくことが弊社の役割だと改めて感じました。

今後の法改正にもしっかり対応できる職場づくりのために、
今のうちから丁寧に点検・是正を進めていけるよう都度ご提案させていただければと考えております。

労働時間の管理や固定残業代の設計についてご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。



(余談)セミナーは豪華な御膳付で、学びと美味しいものと、充実した一日になりました😊