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【30分で実践!】弊社の熱中症対策

皆さま、こんにちは。
社会保険労務法人MIKATAです。

いつも弊社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

さて、昨今、夏の猛暑は年々厳しさを増し、職場における熱中症対策は喫緊の課題となっています。
このような状況を受け、厚生労働省は2025年6月1日より、労働安全衛生規則に基づき、事業者に対する熱中症対策の実施を義務化しました。

先日、熱中症対策義務化の臨時メールを送付させていただいたところ、
メールをお読みいただいた顧問先様から
「具体的に何をすればいいのか」
「どこから手をつければいいのか分からない」といったご相談をいただきました。

そこで、弊社では「義務化された熱中症対策」に取り組むべく、勉強会を開催いたしました。
お忙しい担当者様も取り組みやすいように、30分間で必須項目を作成しましたので
ぜひ、自社で取り組んでいただく際のご参考にお読みいただけますと幸いです。

~熱中症対策勉強会の流れ~
弊社では大まかに以下のように行いました。
(タイムスケジュールはAIを活用)
1、【動画で理解する】熱中症とは?(10分)
2、報告体制の整備(作成)(8分)
3、初期対応手順(作成)(8分)
4、購入が必要なものがあれば整理、まとめ(4分)

以下に取り組みの詳細をご紹介します。
1、【動画で理解する】熱中症とは?
まずは動画で熱中症を勉強します。
なんとなくはわかっているけど、、という職員がほとんど。

厚生労働省で動画を配信しているので、初期症状~重症化につながる部分を抜粋して視聴します。
今回の義務化の目的は
「熱中症のおそれがある労働者を早期に見つけ、その状況に応じ、迅速かつ適切に対処することにより、熱中症の重篤化を防止する」ことにあります。
その為、熱中症の症状、特に初期症状を理解することは不可欠と考えました。

「動画で学ぶ職場における熱中症予防対策」第1章「熱中症が発生するしくみと症状」
https://neccyusho.mhlw.go.jp/study/

動画で
・熱中症の基礎知識と症状
・「熱中症は初期症状で対応することで、重症化を防ぐことができる!」
ということを学んだ上で、自社で熱中症の危険が高い場面を共有します。
・朝の事務所内
・外勤時の車内
・外勤からの戻り時の温度差
・応接室の温度など、、

時間帯・作業内容ごとのリスク、個人の体調や感じ方の違いが熱中症の進行に影響することや、熱中症に限らず、体調不良を共有しやすい職場の雰囲気を作ることも大切なポイントであることを再確認しました。


<テレワーク中の職員もオンラインで参加>

2、報告体制の整備(作成)
続いて、必要な掲示等を作成し、周知を行います。
今回の義務化で必要な周知内容は
「報告体制の整備」と「初期対応手順の作成」です。
まずは1つ目の「報告体制の整備」です。
熱中症等の緊急時に誰に報告・連絡するかを決定します。

「事業場における報告先の掲示」を以下のサイトよりダウンロード・入力・印刷して事務所内に掲示しました。
また、テレワーク時にも確認できるよう社内ネットワークの保存場所も共有します。

熱中症予防対策|花巻監督署
https://jsite.mhlw.go.jp/iwate-roudoukyoku/news_topics/kantokusho_oshirase/hanamakikantokusyo/anzeneisei_stopheatstroke.html

3、初期対応手順(作成)
続いて、2つ目の「初期対応手順の作成」を行います。
体調不良者が発生した場合にどこで休ませるか、休ませ方、冷やすものはあるかなどを、実際に必要なグッズや場所を確認しながら検討していきます。
発生時は先ほど決定した報告先に報告すると同時に、現場対応として、救急車や医療機関等への連絡について確認を行います。
また、各職員の家族へ連絡する際に必要な緊急連絡先の把握を行いました。
(こちらは後日、それぞれ入力フォームへ入力)

「熱中症による健康障害発生時の対応計画」を先程と同じサイトよりダウンロード・入力・印刷して事務所内に掲示しました。
こちらも、テレワーク時に確認できるよう社内ネットワークの保存場所も共有します。

熱中症予防対策|花巻監督署
https://jsite.mhlw.go.jp/iwate-roudoukyoku/news_topics/kantokusho_oshirase/hanamakikantokusyo/anzeneisei_stopheatstroke.html

尚、弊社ではテレワークも多い為、テレワーク中の対応についても、確認をします。
以下の点を周知しました。

・在宅時は一人での対応が多くなるかと思います。
室温が高くなるような場合は、特に水分補給・体を冷やすなどの工夫をしながらの勤務をお願いします。
・熱中症の初期症状等に気付いたら、決して無理をせず、各自休憩を取るなどの対応をお願いします。
・責任者への連絡等は出勤時と同じ取扱いになります。責任者へ連絡を取りつつ、緊急時には迷うことなく救急車の要請や医療機関へ連絡をしてください。

自宅の室温について、参考までに弊社では自宅のエアコンの有無を確認しましたが
在宅勤務を開始する際の申請書等で
自宅のエアコンの有無の確認もあるとよいですね。

室温が不明な場合の参考サイトも職員へ共有します。

厚労省の熱中症予防サイト
http://m.mkmail.jp/l/i/nk/papq16if0gfz

暑さ指数(WBGT)のメール配信サービス(無料)
http://m.mkmail.jp/l/i/nk/hcsfkrif0gfz

4、購入が必要なものがあれば整理
弊社では以下の購入を決めました。
・クールリング
・経口補水液
・スポーツドリンク
・熱がこもりがちな応接室用に温湿度計


<後日、 近所のドラッグストアで購入>

<通販で購入(顔マークで湿度も暑さもわかりやすい)>

以上で弊社の熱中対策義務化への対応は完了です!
【30分で実践!】弊社の熱中症対策はいかがでしたでしょうか。

今回、熱中症に限らず、体調不良時の対応について職員全員で再確認できたことは大変良い機会となりました。

弊社は基本的には、事務職ではありますが、場面ごとに熱中症の危険がありますので、
会社の規模や職種に限らず、対策が必須であることを再認識いたしました。

なお、弊社では、体調チェックシートやWBGT計(暑さ指数計)の設置は見送りましたが
熱中症の危険性が高い事業所にとっては、推奨される取り組みとなります。

法改正により熱中症対策が強化されている昨今では、
通常の安全配慮義務に加えて、企業がどれだけ具体的な熱中症予防策を講じていたのかが、
より厳しく評価される可能性が高いと考えられます。

今回の取り組みは、あくまでも弊社の取り組みであることをご理解いただき
自社での取り組みの際には、流れに沿って、自社のリスクを把握していただいた上で
実効性のある対策を講じていただければと存じます。

以下に参考サイトを載せますので、ご活用ください。

厚生労働省
「熱中症予防のための体調自己チェックリスト例」
http://m.mkmail.jp/l/i/nk/pjahilif0gfz

「熱中症に関する健康状態自己チェックシート」
http://m.mkmail.jp/l/i/nk/xo1pkjif0gfz

最後までお読みいただきありがとうございます。
熱中症対策について、ご不明な点がございましたら弊社までお気軽にお問い合わせください。

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